発注者・設計者さまへ

  • 参考リンク集
    公共及びこれに準ずる木造建築、木質内装等の発注・設計に関する参考リンク集を作成しました。すべて外部リンクになるため、リンク先の内容に関していかなる損害を被る場合も、当協議会は何ら責任を負うものではありません。なお、予告なしに内容やリンク先を変更または削除し、さらにリンク切れも発生する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • 「京都府の木で木造建築物を建てるためのイロハ」(京都府内産材利用拡大協議会
    中大規模建築物に京都府産の木材を使う手順書です。一般建築物への応用も可能となっています。
    京都府産材利用のメリット、木材調達時に頼れる組織、構造計算でわかる使用条件、耐震・耐火構造、京都府産材の種類と認証制度などが大変わかりやすく解説されていると評判です。 
    リンク:http://www.kyomokuren.or.jp/?page_id=2935
  • 「こうやって作る木の学校~木材利用の進め方のポイント、工夫事例~」(文部科学省)
    概要 林野庁と共同で、平成21年7月から「学校の木造設計等を考える研究会」(主査:長澤悟 東洋大学教授)において、地方公共団体や設計者等が学校の木材利用に取組みやすくなる方策について検討してきました。その成果として、特に課題として考えられている、木材利用の検討の進め方やコストの抑制の方法を中心に、そのポイントや、工夫した取組について事例をまとめました。
    リンク:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/05/attach/1294191.htm

    なかでも、「(4) コストを抑えるための設計上の工夫 」(http://www.mext.go.jp/component/b_menu/houdou/__icsFiles/afieldfile/2010/06/08/1294192_14.pdf)は発注者さんには必見です。

    また、地域経済のためにできるだけ分離発注したり、構造・架構形式を工夫する提案もされています。並材を可能な限り使用した美しい構 造は、地域材割合が高く、独特の意匠を持つため、地域のランドマークともなり得ます。http://www.mext.go.jp/component/b_menu/houdou/__icsFiles/afieldfile/2010/06/08/1294192_08.pdf
  • 「木の学校づくり~木造3階建て校舎の手引~」(文部科学省)
    概要 先日、文部科学省から「木の学校づくり-木造3階建て校舎の手引-」(「木造3階建て学校施設に係る手引作成検討会(主査:安井昇)」協力)がHPにて公表されました。
     平成27年6月の建築基準法の改正に伴い、1時間準耐火構造での設計が可能となった木造3階建て校舎について、設計計画から納まりまで木造防耐火のポイントを図解でわかりやすくまとめています。
     建築関係者はもちろん、教育委員や学校関係者の方など、建築分野以外の方も理解しやすい内容になっていますので、ぜひ広くご活用ください。
    リンク:http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/mokuzou/1369464.htm
  • 「中大規模木造建築の設計実例を通して(東京大学教授 ホルツストラ主宰 稲山正弘)」(Timberize)
    パワーポイントのPDF資料。流通材と木組みによる接合を活用した中大規模木造の実例を豊富な写真で解説。
    コスト、防耐火、構造計算、その他の性能、材料調達と品質管理の5つの観点から、中大規模木造の設計上のハードル解決策を提案されています。
    地域の林業・木材産業・そして建設業者さんを育てる観点での作られたビジュアルな資料であるため、地域の協議会などの設立を呼びかける資料としても優れています。
    ページ数は多いですが、「まとめ」は最後にありますのでご注意ください。
    http://www.timberize.com/pdf/seibi02.pdf
  • 「木造公共施設建設コストの事例調査 - 埼玉県」
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    埼玉県農林部 森づくり課 木材利用推進担当のホームページです。
     木造公共施設整備の際、地域産木材の利用推進には建設コスト縮減の必要性も併うことから、施設の企画・計画や予算算定・要望に際して、木造公共施設の概算建設費を把握するという課題が提起されています。
     その上で、県内の既存の木造公共施設の建設コストを調査し、工事費単価の事例や考え方などを示しています。
    -概算建設費(延面積に係る、平米当り単価)を示すための統計処理-
    ・調査対象 72施設
    ・建設工事費内訳 建設工事費は、建築工事、電気設備工事費、機械設備工事費を対象とし、外構工事費や浄化槽など特別な設備費は除外。
    ・規模別の工事費単価の平均値を、延べ床面積により4つの区分に分けて算定。
    ・用途別の工事費単価の平均値を、整備の実績や需要の大きい12の用途に分けて算定。
     その上で、 データ数が十分とは言えない状況から 統計学と行政という立場を十分配慮し、 「建設工事費単価に関する推測」としてまとめている点が秀逸と言えます。
       推測の一例として、 「100平方メートルから500平方メートルまでの中小規模の木造建築物は、構造や工法が確立されており事例数も多く、工事費単価は比較的低くなる傾向にあります。木造公共施設に最も適した規模であるといえます。」 と表現されているなど説得力があります。
     殆どの図書やインターネットにおいて、「建設工事費は目的や選択した工法によって大きく異なる」と記載されていますが、特別な場合を除き、公共建築物は公共性を配慮し、必要十分なものであることが第一条件となるため、予算要望等のたたき台として素晴らしい報告になっています。
    https://www.pref.saitama.lg.jp/a0905/cost-mokuzouka.html

山城産ヒノキ製ベンチに入れさせていただいたロゴ。